クムクムは、MITが開発したスクラッチによってプログラミングをすることが可能です。ここでは、最も簡単なコマンドを搭載したBASICバージョンのコマンドを紹介します。
LED制御ブロック
クムクムの胸についているRGB-LEDの点灯と消灯をコントトロールします。
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指定選択した色、R(赤)、G(緑)、B(青)のLEDを光らせます。 |
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指定選択した色、R(赤)、G(緑)、B(青)のLEDを消します。 |
BEEP音制御ブロック
クムクムのスピーカーより指定した高さ・長さの単音を鳴らします。
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高さはHz(周波数)で指定します。長さは0.001秒~9.999秒までを指定することができます。0より小さい数字は0として音はなりません。また9.999より大きな数字は1となります。 音階と周波数の関係は、ネット上に多く掲載されています(例....ココ)などの周波数の数字の少数をカットした整数部分を指定します。 |
VOICE制御ブロック
クムクムの音声合成LSIをコントロールしローマ字で指定した言葉をしゃべらせることができます。
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しゃべる速度を1(遅い)~10(早い)で指定します。 |
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しゃべらせる言葉を40文字までで指定します。指定する言葉は「こんにちは-KONNITIHA」としゃべらせたい場合「こんにちわ-KONNITIWA」と、耳に聞こえる文字を使います。 |
距離センサーブロック
クムクムの目の部分の距離センサーから、障害物までの距離(cm)を計測します。
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このブロックが実行されると、その時の目の前の物体までの距離を計測します。1~30cmまでの1cm単位ではかります。30cm以上は999になります。 ※BASICバージョンの場合計測時の処理でモータなどの動作が一時的に停止します。(オプションボードを装着するとリアルタイム検知が可能となります) |
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計測した距離が代入されるブロックです。この変数を使って様々な処理を行います。 |
使用例
目の間30cm未満に何かの物体を見つけると440Hzの音を鳴らします。
音検知ブロック
クムクムの胸の部分のマイクより周囲の音を拾うことができます。
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このブロックが実行された時の周囲の音の大きさを拾います。0~100までの数字を返します。 |
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拾った音の大きさが代入されるブロックです。 |
使用例
80以上の大きな音を検知したら赤いLEDが光ります。
モータ制御基本ブロック
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モータに電源を送り込みます。あまり短い時間でON/OFFを繰り返すとタイミングが合わずうまく動かなくなることもあります。 プログラムの最初に1回だけONにし、OFFはあまり使いません。 |
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このブロックが実行されるとモータが動きます。 |
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すべてのモータをまっすぐの位置に来るようにセットします。(うごかす)ブロックで動作します。 はやさは、現在の位置から目的の位置までに動く速さを0.5~5秒の数字で指定します。 |
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顔を右90度~左90度の位置に向くようにセットします。(うごかす)ブロックで動作します。 はやさは、現在の位置から目的の位置までに動く速さを0.5~5秒の数字で指定します。 |
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うでを上90度~下90度の位置に向くようにセットします。(うごかす)ブロックで動作します。 はやさは、現在の位置から目的の位置までに動く速さを0.5~5秒の数字で指定します。 |
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左足で立つようにセットします。(うごかす)ブロックで動作します。 立つ角度や速さを指定することができません。 |
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左足でを前に出すようにセットします。(うごかす)ブロックで動作します。 前に出す角度や速さを指定することができません。 |
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右足で立つようにセットします。(うごかす)ブロックで動作します。 立つ角度や速さを指定することができません。 |
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右足でを前に出すようにセットします。(うごかす)ブロックで動作します。 前に出す角度や速さを指定することができません。 |
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あげた足を下ろします。 (うごかす)ブロックで動作します。 |
使用例
まっすぐに立ってから、顔を右に動かしたあと、右腕を上にあげます。
まっすぐに立ったあと。顔をを右に動かしながら右腕を上にあげながら、左足を上にあげます。
※BASICバージョンでは足の細かい制御はできません。
※2019.12発売予定のHIGHSPEEDバージョンでは足の動きや速度を細かく指定できます。