Tone(トーン)とは、音の高低や音そのもののことです。
一般にはブザー音、コンピュータの世界では、よく’BEEP音(ビープ音)’と呼ばれているものです。
これらは、電気信号を使ってスピーカーから空気振動を発生させることにより音がでています。
音は空気振動で音の高さは1秒間に振幅する回数「周波数」によって決まります。
この「周波数」の値が大きいと1秒間に振動する回数が多くなり、音は高く聞こえます。
「周波数」の値が小さいと1秒間に振動する回数は少なくなって、音は低く聞こえます。
Tone(トーン)で音を出すための情報
VS CodeでPythonプログラムのプロジェクトやソースファイルを作成する方法については「5. VS CodeによるPythonプログラムの開発」を確認してください。
Pythonプログラムから直接QumcCommLib.dllを呼び出す場合は、「3.Qumcum PythonライブラリでコントロールできるAPI仕様(QumCommLib.dll呼出し)」にある指定した周波数のビープ音を出力する”qumcomm_sound()”を確認してください。
Pythonプログラムからqumcum.pyを経由して呼び出す場合は、「2.Qumcum PythonライブラリでコントロールできるAPI仕様」にある指定した周波数のビープ音を出力する”qumcum.sound()”を確認してください。
クムクムロボットと接続する方法についての説明は、「4.クムクムロボットとの接続~LEDの点灯」を参考にしてください。
Pythonプログラムから直接QumcCommLib.dllを呼び出す
コード全体はこのようになります。
※ここで、QumcCommLib.dllはこれから作成し、実行するPythonプログラムのコードと同じフォルダに置いていることを前提としています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 |
import os import time from ctypes import * # DLLのフォルダにカレントディレクトリを追加します os.add_dll_directory(os.getcwd()) # DLLをロードします dll = cdll.QumCommLib # COMポートの番号文字列を生成 port = c_char_p('COM7'.encode('utf-8')) # Qumcumと接続 h = dll.qumcomm_connect(port, 115200) # # Tone # dll.qumcomm_sound(h, 440, 100) # Qumcumから切断 dll.qumcomm_end(h) |
このコードの20行目にある”dll.qumcomm_sound(h, 440, 100)”がToneで音を出す処理となります。
これは、「440Hz(ラ)の音を100ミリ秒(0.1秒)の間、音を出す」という動作を行います。
Pythonプログラムからqumcum.pyを経由して呼び出す
コード全体はこのようになります。
※ここで、QumcCommLib.dllはこれから作成し、実行するPythonプログラムのコードと同じフォルダに置いていることを前提としています。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 |
import qumcum # Qumcumと接続 qumcum.connect("COM5") # Tone qumcum.sound(440, 100) # Qumcumから切断 qumcum.end() |
このコードの7行目にある”qumcum.sound(440, 100)”がToneで音を出す処理となります。
これは、「440Hz(ラ)の音を100ミリ秒(0.1秒)の間、音を出す」という動作を行います。