スクラッチで簡単なゲームを作ってみよう
スクラッチでは様々な作品をプログラミングで作成することが出来ます。
ここではスクラッチで作る簡単なゲームについて紹介します。
宝探しゲーム
今回作成するゲームは「宝探しゲーム」です。
まずはどのような流れかをまとめます。
①合図を送るとスクラッチ上にあるお宝のスプライトをステージのどこかに隠します。
②マウスでステージ上をクリックして、隠れているお宝のスプライトをクリック出来るとお宝が現れる。
このような流れのゲームを作成します。
プログラミングの準備
プログラミングを開始する前に必要な物を準備します。
このプログラムではお宝のスプライトを使うので、まずはスプライトを用意しましょう。
スプライトを用意する方法は「4.スクラッチのスプライトについて①」こちらをご覧ください。
今回は「crystal」を使用してみます。
①合図を送るとスクラッチ上にあるお宝のスプライトをステージのどこかに隠します。
スプライトの準備が出来たらまずスタートの合図を送るプログラミングから開始します。
スクラッチには様々な方法でスタートの合図を送ることが出来ます。
実行がクリックされた時、スプライトがクリックされた時・ステージがクリックされた時…etc
その中でも今回は一番簡単な「実行がクリックされた時」を使ってスタートの合図を送ります。
この「実行がクリックされた時」というのはステージ左上の赤枠で囲っている緑の旗マークをクリックすることを指します。
「実行がクリックされた時」を使う場合は、コードのイベントにあるこのブロックを使います。
合図を受け取るとまずはお宝のスプライトを隠します。
スプライトを隠すにはコードの見た目にあるこのブロックを使います。
合図を送るブロックと組み合わせるとこのような形になります。
これでがクリックされた時にお宝のスプライトが見えなくなります。
次に隠したお宝を「ステージ上のどこか」に移動させます。
これはスプライトの座標を変えるブロックと指定した範囲からランダムに数字を選ぶブロックを組み合わせて
このようにすることでランダムな場所に移動するプログラムが完成します。
②マウスでステージ上をクリックして、隠れているお宝のスプライトをクリック出来るとお宝が現れる。
スプライトを隠している状態は、見えない状態なだけでスプライトが無くなっているわけではありません。
ですので、「このスプライトがクリックされた時」という合図で隠れているスプライトを表示するようにプログラミングをすればこの部分は完成します。
コードのイベントにあるを使ってこの下にこのブロックを繋げます。
これで「クリックされた時にお宝が現れる」という動きが完成します。
完成したプログラム
完成したプログラムはこのようになります。
宝探しゲームの土台が完成したら、お宝が見つかった時に効果音をつけてみたり、制限時間を設けみたりと自分だけのオリジナルゲームを作ってみよう。
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