スクラッチを使って入力した数字が偶数なのか奇数なのか調べるプログラムを作ります。
偶数か奇数の判断は数字を2で割って割り切れるかどうかで判断します。
プログラムの詳細
月の数字を入力する際に使用しているのは、「コード」の「調べる」にあるこのブロックです。
このブロックは、実行すると打ち込んだ質問を画面に表示して答えが入力されるのを待ちます。
答えが入力されるとこのブロックの下にある
この中に代入されます。
注意点はには一つの値しか入れることが出来きません。
今回は入力する数字が一つなので問題ありませんが、2つ以上入力したい場合は注意が必要です。
例えば、次のようにこのブロックを使って実行したとします。
「君の苗字は?」の質問に「山田」と入力し、次の「君の名前は?」の質問に「太郎」と入力したとすると、
には「山田 太郎」ではなく、最後に入力した「太郎」しか入っていない状態になります。
その為、入力した値を2つ以上使用したい場合は「変数」を用意することで2つ以上の値を使用することが出来ます。
ただ、今回のプログラムでは使用しないので、変数の説明については省略します。
入力された数字が2で割り切れる数なのか、それとも割り切れない数なのかを判断します。
「もし~なら」というように、条件によって実行される動きが違うプログラムを作成する場合は、
コードの「制御」にあるこれらのブロックを使うことで作ることが出来ます。
今回は右のブロックを使います。
これは条件に該当する場合は上のプログラムが実行され、そうではない場合は下のプログラムが実行されるブロックです。
条件を指定するブロックはコードの「演算」にある六角形のブロックを使います。
上から「左の値が右の値より大きい時」「左の値が右の値より小さい時」「左の値と右の値が同じ時」という条件になります。
下の3つは複数の条件がある時に使用します。
例えば、「もし値が1以上かつ10以下の時」というような条件の場合は「~かつ~」のブロックを使って条件を指定します。
このプログラムではこのブロックを使って「入力された数字を2で割った数=0」という条件を作ります。
「入力された数字を2で割った数」を求める為には「演算」の中にあるこのブロックを使います。
2つのブロックを組み合わせてこのように条件を指定します。
今作った条件を使って次のようにプログラムを作ります。
割り切れた時は偶数なので、上には偶数である事を伝えるプログラム
「でなければ」奇数なので、下には奇数である事を伝えるプログラムを入れます。
入力された数字を組み合わせて画面上に表示する場合はこのブロックを使う事で表示させることができます。
同じように奇数を伝えるプログラムも作っていきます。
最後に一番上に判定したい数字を入力するブロックを付け加えればこのプログラムは完成です。
プログラムの流れ
プログラムを実行すると、数字を1つ入力します。
入力した数字が2で割り切れるかどうかを計算し、偶数なのか奇数なのかを判断して画面に表示します。
偶数と奇数の判断はプログラムでは非常によく使われる条件ですので、是非この機会に使い慣れておきましょう。
スクラッチだけではなく、他のプログラム言語でもこの問題はよく使用されます。
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