今回のプログラム
今回紹介するプログラムは皆さんもよく知っている「じゃんけん」です。
ただ、今回の紹介はプログラムの途中までです。
ここで紹介したプログラムを元に、続きを自分でプログラミングして、君の手でこのじゃんけんプログラムを完成させよう。
途中までのじゃんけんプログラム
「プレイヤーがグーの時」というピンクのブロックの中身は右の「定義 プレイヤーがグーの時」にプログラムされた命令が入っています。
この「定義」というのは他のプログラミングでは「関数」と呼ばれる物で、よく使う言葉なので覚えておきましょう。
今回のプログラムではメインプログラムが短くなる効果しかありませんが、大きなプログラムで同じ処理を何回も使用するときに、
この「関数」というのは非常に役に立ちます。
プログラムの解説
じゃんけんは自分と相手の二人が居て初めて成立します。
今回の対戦相手はコンピューターにしてもらいましょう。
この命令でコンピューターに出す手を決めてもらいます。
じゃんけんはグーチョキパーの三種類ですので、1=グー 2=チョキ 3=パーとします。
乱数を使う事でコンピューターの出す手に規則性が出ないようにします。
自分が出す手を決める
コンピューターの出す手を決めるプログラムが出来たら、次は自分が出す手を決めるプログラムを作ります。
というブロックを使い、質問の内容をこのようにします。
これでプレイヤーが1~3の番号を入力することで出す手を決めることが出来ます。
勝敗の判定
ここまでは比較的簡単にプログラムが作れたと思います。
しかし、じゃんけんプログラムで一番難しいのはこの勝敗の判定をする部分です。
2人で行うじゃんけんにはお互いの出す手のパターンが9パターンあります。
プレイヤーがグーを出したときのパターンは グー:グー グー:チョキ グー:パー の3パターン。
プレイヤーの出す手も3パターンあるので、3x3の9パターンです。
勝敗の判定を決めるプログラムは、このすべてのパターンを想定してプログラミングをしなければいけません。
※計算式を使うことで9パターンのプログラムを用意しなくてよい方法もありますが、今回は使いません。
ここではプレイヤーがグーを出したときの判定
この部分が「プレイヤーがグーの時」という条件分です。
プレイヤーがグーの時この下の条件分岐でプログラムを実行します。
選ばれた乱数が1の場合、グー:グーの結果になるので、あいこになります。
選ばれた乱数が2の場合、グー:チョキの結果になるので、プレイヤーの勝利になります。
選ばれた乱数が1でも2でもない場合は、グー:パーの結果になるのでプレイヤーの敗北となります。
同じようにプレイヤーがチョキの時、パーの時の勝敗パターンを追加して、このじゃんけんプログラムを完成させてください。
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