クムクムの電子基板は部品が載っていない基板だけを中国の工場で制作して日本に送って貰います。注文から到着までは約2週間ほどかかりますが、品質は今はかつての日本と遜色ないように思われます。
中国に多くの製造工場があり、今では一般の方でもデータをインターネットで入稿すれば製造はどんどん進みます。価格も簡単で基板サイズと電子的な細かい指定をするだけで、ネットで瞬時に見積がです。しかも安い!とても安い!
ちょっと昔はこういった基板を作るのにも多くの手間とお金が必要で専門の業者がありそこに注文をしていました。業者はそれだけでも十分仕事が成り立っていましたが、今は誰でも簡単にネットでできますから便利です。
当社には基板上に載せる部品も全て所有していて、基板が有れば直ぐに部品を載せて完成品を作れる体制をもっています。一枚や二枚など少ない時はこうやって小さな部品をピンセットでつまんで基板の決まった位置に乗せていきます。気が遠くなる様な作業ですが、得意なスタッフにとってみれば楽しく簡単な作業の様です。
電子基板の基本的な手順としては
①電子回路を設計する
②基板レイアウトを設計する(アートワーク設計)
③基板制作を依頼する
④メタルマスクを依頼する(部品の位置にだけ穴が空いている金属のシート)
⑤基板の上にメタルマスクを載せ半田ペーストを綺麗に塗る(半田印刷)
⑥部品を載せる(実装)
⑦基板を焼いて半田を溶かして半田でくっつける(オーブンのようなもので焼く、リフロー)
簡単に言うとこんな順番で作業を行います。
製品量産時は、全て機械で行い同じ品質を保ちます。クムクムでは電子基板の作成は横浜の工場に依頼しますので、しっかり日本で管理製造を行っています。