クムクム4つのこだわり

01.

ボードへのこだわり

プログラミングでロボットを動かすところから、ロボットを改造したい、作りたい、という思いを叶えるように、クムクムはハード・ソフトともにオープンソースで学びやすいArduinoをベースとして採用しました。そのため、回路図・技術情報などを惜しみなく公開していきます。楽しむユーザから作るマイスターまでを徹底的に支えるクムクムで新しい世界を手に入れてください。

02.

パーツへのこだわり

クムクムに使用しているパーツは、CPUから周辺まですべてネットなどで簡単に入手できる一般的なものを使用しています。多くの方が使用され多くの記事が検索できる部品を使用することで改造もしやすくスキルアップに結び付くことを狙っています。

03.

ソフトへのこだわり

ロボットを制御するロボット内部のソフトは、あえてArduinoの機能を使い開発をしました。NativeCodeを使わずに動作速度やプログラミング容量などに不利なArduinoをあえて使うことで、クムクムでCやC++などを学びたい方の目標になれればと願っています。

04.

プログラミング教材へのこだわり

初心者・未経験者・子ども・ご年配…どなたでも手軽に楽しくワクワクロボットを動かすだけで自然にプログラミング的思考を鍛えられるようにスクラッチを、これからの主流となり様々な分野で活躍したい方へはPytnonを、ハード・装置バリバリのエンジニアリング志向の方にはArduinoを、すべての方にそれぞれの目的で活用していただけるように対応しました。

クムクムが教育を支える実績

クムクムは、グループ会社である株式会社キヤミーの長年のIT教育の実績と経験をベースに、”誰でもが楽しく学べる”をコンセプトとしています。

学会論文

自学中心初級プログラマ養成コースの分析と改善
FIT2008 講演論文集   301-302   2008年

プログラミングの写経型学習教材の開発と評価
教育システム情報学会全国大会講演論文集

教養教育としての組み込み系プログラミング教材の開発と評価
情報教育研究集会   443-446   2010年

初学者を対象とした自習中心のプログラミング教育の教材開発と評価
情報教育シンポジムSSS2010   87-97   2010年

教養教育としての組み込み系プログラミング教材の開発と評価
情報処理学会研究報告   2011-CE-108(21) 1-7   2011年

「視覚的顕在化」に着目したプログラミング学習教材の開発と評価
日本教育工学会論文誌   37(1) 35-45   2013年

プログラミングの写経型学習過程を対象としたつまずきの分析とテキスト教材の改善-作業の自立的遂行と作業を介した理解のための支援と工夫-
京都大学高等教育研究   19 47-57   2013年

Development and Assessment of Learning Materials for Computer Programming Focusing on “Visual Manifestation”
Educational Technology Research,37,51-60

クムクム開発者より

クムクム開発者株式会社キヤミー代表取締役

吉川 直人

自分が思うように何かが動いてくれる! ことはとても嬉しいことです。自分が思うように何かを動かしたい! という願望があれば、そのための努力も楽しいものです。努力をするから、成長する!頑張るから、喜びが生まれる!勉強するから、結果を得られる!成功体験をどんどん積むことで、自分の自信と人間力につながっていきます。プログラミングは、そんなことを手軽に体験させてくれる道具です。キーボードとマウスを使って、自分の時間を少し使えば、机の上でたくさんの成功体験を積むことが出来ます。たくさんの自信につながります。プログラミングにおいては、結果を得るための手順や順序がとてもきっちり決められています。同じ命令でも、使う順序によってはまったく意図しない結果を生んだりします。自分が思うように!を、どれだけ自分が理解できているか?どれだけ分析できているか?どこからどうやればそこにたどりつくか?それらは、プログラミングでは簡単に体験することが出来ます。実験をして、失敗と成功を繰り返して結果を導き出す喜びと楽しさを手軽に体験できます。日常生活で、何か問題が起きたときや、無理難題を解決しなければいけない時、その経験からその手法を使って効率よく解決できる確率が上がります。感情だけでパニックになるのではなく、冷静に考え・判断して解いていく方法を子供のうちから体験し、身につけておくことは、これからの子供たちの長い人生にとても役に立つと信じています。そんな経験を、手軽に楽しく積んでもらえる教材を作りました。未来ある子供たちに素敵な人生を歩んでいって欲しいと願います。

ご推薦

村上 憲郎 氏

前Google日本法人名誉会長/元Google米国本副社長 兼 Google日本法人代表取締役社長

何事もマスターするには、『まねること』『とにかくまずは使うこと』そして『わかったつもり』になることが重要です。
『習うより慣れろ』を基本に、お経を書き写すように進める「写経型プログラミング」をベースに作られたクムクムは、習うことに慣れている現代の子にとって一番大切なこの3つの要素を体得できる最適な道具です。
クムクムを利用し、自分で考え解決できる子供たちが増えてくれることを願います。

上田 隆 氏

元オムロンソフトウェアー 九州代表取締役社長

興味と感動があれば、遊びと喜びの中からいろいろな発想が生まれます。
なんでもが手に入る時代、自分で考え、自らを成長させていくことこそがこれからの子供たちに大切な要素であると思います。
『ロボットだ!』『触ってみたい!』『やった!動いた!』という3つの変化を通じて、クムクムは発想豊かな子供を育ててくれます。
クムクムによって、自らの成長を楽しむ強い子供たちが増えてくれることを願います。

喜多 一 教授

京都大学 国際高等教育院

Qumcumは、教育システムロボット教材と教育用ソフトウエアを使い、子供たちが自ら経験する形でコンピュータのプログラミングを学ぶ教育プログラムです。
このプログラミングの教育方法は、約30年にわたる企業でのソフトウエア開発現場から得られた実践的なものです。
教育には多くの方法がありますが、そのひとつとして模倣を通じた学びがあり、初めて何かを学ぶには欠かせないものです。
そして、模倣から創造的な活動に展開して行くことができます。
Qumcumは、子供達がロボットをプログラムで動かすことを自ら考え試すことを楽しみながら失敗や成功から学び、そして学んだことを友達や友お父さん、お母さんに伝えるということを体験してもらう教育プログラムです。子供たちに自ら考え、試してもらう実践的な教育方法に期待したいと思います。

吉岡 聡 先生

京都コンピュータ学院 広報部部長

この教育システムは、2011年に京都市教育委員会が主催して開催した「京(みやこ)少年少女モノづくり倶楽部」のプログラミング授業から生まれ、多くの小中学生たちにプログラミングの楽しさを伝えてまいりました。
世界各国で小学生や幼少期からのIT教育が盛んになっています。日本においても小学校でのプログラミング教育導入が検討され、2020年からの必修化が事実上決まりました。
昨今のIT教育では、ロボットを使ったプログラミング教育も見かけるようになってきましたが、この教育システムは、プログラミングテクニックだけではなく、最先端のITの知識やモノづくりの楽しさなども学べる特長があります。
本教育システムを通じて、子供たちの興味と知識が向上し、一人でも多くのモノづくりITエンジニアが育ってくれることを期待します。

北川 博美 教授

産業能率大学 経営マネジメント学部

クムクムはスクラッチのコードの通りに実際に動いてくれます。手足を動かす、歩く、LEDが光る、話すといったリアルな動きにより、五感でプログラミングとものつくりを実感できる教材です。初めてクムクムに触れた子どもたちは目を輝かせます。透明のボディーや足の向こうに見える回路やパーツも子どもたちにとっては新鮮で、コンピュータに対する興味を喚起するのではないでしょうか。
使っているうちに手から落とし、壊れることがあるかもしれません。それもまたプログラミングだけでは学べない、貴重な学習となるでしょう。
クムクムを手に取りプログラムで動かすことで、優しい心と多くの知識をもつ豊かな人に育ってくれることを期待しています。