純粋スクラッチ

スクラッチを使って算数の勉強【入力した2つの数を比べる】

スクラッチを使って簡単な算数の問題を作ってみます。

今回は2つの数字を入力してどちらの数字が大きいかどうかを判断するプログラムを作成します。

  

 

プログラムの詳細

数字を入力する際に使用しているのは、「コード」の「調べる」にあるこのブロックです。

このブロックは、実行すると打ち込んだ質問を画面に表示して答えが入力されるのを待ちます。

答えが入力されるとこのブロックの下にあるこの中に代入されます。

注意点はには一つの値しか入れることが出来きません。

例えば、次のようにこのブロックを使って実行したとします。

「1つ目の数字を入力してください」の質問に「8」と入力し、次の「2つ目の数字を入力してください」の質問に「19」と入力したとすると、

には「8」と「19」ではなく、最後に入力した「19」しか入っていない状態になります。

その為、入力した値を2つ以上使用したい場合は「変数」を用意します。

変数とは空箱のようなもので、入力した値をその中に入れておくというイメージです。

 

変数の作り方は、コードの「変数」をクリックし、「変数を作る」をクリックして名前を入力するだけで作ることが出来ます。

今回は「数字1」と「数字2」という変数を用意しました。

 

この変数に値を入れるブロックはいくつかありますが、今回はこのブロックを使います。

これをそのまま実行すると「数字1」の値が0になります。

今回のプログラムでは入力した値を「数字1」の値にしたいので、このブロックを使います。

このようにプログラミングをすれば、「1つ目の数字を入力してください」の質問に答えた値が「数字1」に代入されます。

同じように「2つ目の数字を入力してください」質問に答えた値が「数字2」に代入されるようにプログラミングします。

こうすることで質問に答えた値を2つとも変数の中に残しておくことが出来ました。

 

今回のプログラムは入力された2つの数字を比べてどちらが大きいかまたは同じかどうかを判定します。

「もし数字1のほうが大きければ」「もし数字1と数字2が同じなら」というように、条件によって実行される動きが違うプログラムを作成する場合は、

コードの「制御」にあるこれらのブロックを使うことで作ることが出来ます。

今回は左のブロックを使います。

条件に該当する場合はこのブロックの中にあるプログラムが実行されるというブロックです。

 

条件を指定するブロックはコードの「演算」にある六角形のブロックを使います。

上から「左の値が右の値より大きい時」「左の値が右の値より小さい時」「左の値と右の値が同じ時」という条件になります。

今回のプログラムでは3つすべての比較演算ブロックを使用します。

 

一つ目の条件は【「数字1」が「数字2」より大きい時】という条件のプログラムを作ります。

このように条件を指定して、中に「数字1」の方が大きい事を伝えるプログラムを作ります。

変数を組み合わせて画面上に表示する場合はこのブロックを複数組み合わせます。

 

同じように他の条件も作成していきます。

【「数字1」より「数字2」が大きい時】

 

【「数字1」と「数字2」が同じ値の時】

 

完成したプログラムをすべて繋げるとこのプログラムは完成です。

 

プログラムの流れ

プログラムを実行すると、数字を2回入力します。

入力した数字を比べて、どちらの数字が大きいまたは数字が同じかどうかを判断して画面に表示します。

今回のプログラムは入力した数字を比較して、どちらが大きいまたは同じかを判断しています。

これを数字ではなく数式に変更することも可能です。

例えば「12×5」と「11×6」の答えを比較してその答えとどちらが大きいか表示するといったプログラムです。

今回のプログラムを少し改造すれば色々な要素を付けくわえることが出来るので、是非試してみてください。

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