数字を入力し変数を使って計算をする方法 | Scrachとロボットプログラミング

2023年12月28日

スクラッチ(Scratch)に用意されている文字や数字を入力するコマンドの使い方はスクラッチ(スクラッチ)文字を入力をする方法」に記述していますのでそちらをご覧ください。ここでは、入力された答えを使って数値計算をするプログラムを作ってみます。

入力された数値を2倍するプログラム

画面上で好きな数値を入力してもらい、それを2倍した数値を答えとしてお喋りするプログラムを作ります。
お喋りは、スクラッチ(Scratch)に用意された見た目のコマンドと、クムクムロボットに用意されている「桁読みでしゃべる」コマンドの2つを使ってみます。

数値を入力させるプログラム

前回の記事にも記載していますが、まずは数値を入力しそのままスプライトとロボットに入力された数値を喋ってもらうプログラムを作ります。
ロボットをお持ちではない方は、緑色のロボットのコマンドは使わなくて結構です。

入力した数値を2倍して喋らせるプログラムコード

コード[演算]の掛算ブロックを使って下記のように書き換えます。

2つの数値を入力し掛算するプログラム

1つの数値を入力し、決められた倍数で計算するプログラムは簡単です。
しかし、次に2つの数値を入力し、その数値を掛け合わせた計算を行うプログラムになると、少しプログラミングのテクニックが必要となります。

というのも、スクラッチ(Scratch)では入力した数値を記憶できる部分が(答え)という1つのブロックしかないため、2つの数値を記憶しておくことができないためです。
答えのブロックは、残念ながら後に入力されたデータでどんどん上書をされていってしまいます。

こんなときは、1つ目に入力された(答え)の数値をいったん別の場所にコピーして記憶させる必要があります。
その記憶先をプログラミングでは「変数」という機能を使って処理をします。

変数の作り方や使い方は スクラッチの繰り返しで変数をつかって回数を数える方法 に書いていますのでそちらをご覧ください。

それでは、1つ目の数値をいったん記憶させる変数「数値1」を新しく作り、その数値と、2回目に入力した数値(答え)を掛けて計算をするプログラムを作ってみましょう。