小学校プログラミング教育-7「いつ?②-小6電気の性質や働き」

文部科学省小学校プログラミング教育の手引(第三版) の【教育家庭内の学習】における理科の課題として『電気の性質や働き』について、具体的にスクラッチとロボットを使ったプログラミングで実施してみます。

(出典:小学校プログラミング教育の手引(第三版)7ページ)

手引きでは…

プログラミングを通して、身の回りには電気の性質や働きを利用した道具があることに気付くとともに、電気の量と働きとの関係、発電や蓄電、電気の変換について、より妥当な考えをつくりだし、表現することができるようにします。

ここでは、身近にある、電気の性質や働きを利用した道具について、その働きを目的に合わせて制御したり、電気を効率よく利用したりする工夫がなされていることを、プログラミングを通して確認します。

人を感知するセンサーにより通電を制御するスイッチをつないだ、発光ダイオードの点灯回路を作成し、その上で、このスイッチの通電を制御するプログラムの作成に取り組みます。なお、児童が取り組みやすくなるよう、実際の道具よりも単純化したモデルとすることが大切です。

スクラッチ3.0でプログラミングしてみる

人感センサーを使ったプログラミングはスクラッチだけで実現することができないため、ここでは、プログラミングロボット「クムクムロボット」を使ってシミュレートしてみます。

クムクムロボットロボットには人感センサーとして使用できる【超音波距離センサー】を目の部分に持っていますのでこれを使って学習してみます。

クムクムロボットロボット距離センサー動作サンプル動画

スクラッチでプログラミング

今回はタブレット内にバーチャルロボットを用意した児童用のクラウドアプリで作ってみます。
クラウドアプリでは、距離センサーもすべて画面内に用意されていて、リアルロボットと全く同じ動きのプログラムを作ることができます。
※2021年7月現在、クラウドアプリの試用は ココ をクリックすることで申し込むことができます


■解説
クムクムロボットロボットでは、障害物までの距離を30cm未満でしか検知しないため、距離判定を30より小さければとしています。
また10秒待つのは長すぎるので3秒にしました。
スイッチの入り・霧はLED-Rの光る/消えるで代用しました。

ロボットらしく改造

せっかくのロボットなので、動きをつけてみたいと思います。
人を検知したら、バンザイをさせて「検知」としゃべらせてみます。
検知できなかった場合は、ブっと音だけを鳴らしてみます。

プログラムのダウンロードと注意

本プログラムは、クムクムロボット3D対応の「クムクムロボットスクール」クラウドアプリ専用のデータファイルです。スクラッチ3.0公式サイトで動作する「スクラッチSTUDIO(https://scratch.mit.edu/studios/5812217/)ではファイルを読み込むことはできません。

スクラッチファイル クムクムロボットロボットプログラミング距離センサーで反応する.sb3をダウンロードする

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