小学校プログラミング教育-8「いつ?③-情報に関する探究的な学習」

文部科学省小学校プログラミング教育の手引(第三版) の【教育家庭内の学習】における総合的な学習の課題として『A-③情報に関する探究的な学習』について、具体的にスクラッチとロボットを使ったプログラミングで実施してみます。

総合的な学習は「指導例ⅠⅡⅢ企業と連携しながら実施する」と書かれていますので、私たち(株式会社CRETARIA)が行う、クムクムロボットを使ったロボットプログラミング授業も、ここの枠で実施されることがこれまで多くありました。

 


(出典:小学校プログラミング教育の手引(第三版)7ページ)

手引きでは…

情報技術が私たちの生活を便利にしていることをプログラミングを通して確認するとともに、この体験をよりどころとして、情報に関する探究を進めていきます。

ここでは、情報技術が私たちの生活や社会に果たしている役割と与えている影響について調べ、また、どのように情報技術を活用していけばよいかを考えるなど、情報に関する課題の探究を進める中で、情報技術が私たちの生活を便利にしていることをプログラミングを通して確認します。

スクラッチ3.0でプログラミングしてみる

多くの装置のプログラミングについて記載されていますが、ここでは【自動販売機の仕組み】のプログラミングを、スクラッチよクムクムロボットを使って作ってみます。

ロボット自販機の動きを考える

先生と児童のやり取りを想像してみました。細かい部分は少し省略し大まかな流れです。

ロボットは人が来るのをいつも監視しています!どうしたら人がきた!ってわかりますか?

ロボットの前に立ったり、ロボットの前で手をふったり、声をかけたりする

ロボットの前に立ったり手を振ったりしたら、ロボットは人がきた!ってわかるには何を使って判断しますか?

 

目!距離センサーを使う

人がきたってわかったらどうしますか?

いらっしゃいませ!どれにしますか?って聞いて、

どんなジュースがあるのか並べて見せてほしい!

好きなジュース選んだらどうする?

はいどうぞ!って言って手渡してほしい

プログラムを作る

3Dクムクムロボットで実現してみました。

このプログラムはスクラッチの様々なテクニックと複雑な動きをしますので細かい解説はここでは割愛します。

プログラムをダウンロードし、実際に動かしながら色々改造・研究をしていただければと思います。

プログラムの動かし方と動作

  1. クムクムロボット3D対応の「クムクムロボットスクール」クラウドアプリを起動しダウンロードしたプログラムを読み込みます。
  2. スクラッチのスタートフラグをクリックするとプログラムが始まります。
    クムクムロボットは目の前に人が来るのを待っています。
  3. クムクムロボット3D上の距離センサーアイコンを1回クリックしてセンサー反応をさせます。
    クムクムロボットの目の前に白い幕が表示されたら障害物を検知した状態になるので、もう一度センサーアイコンをクリックしてセンサー検知をOFFにします
  4. 画面上のクムクムロボットが「いらっしゃいませ どれを選びますか?」と聞いて画面上に4つのジュースを並べます。
  5. ステージ上の好きなジュースをクリックします。
  6. クムクムロボットは選んだジュースの名前を言って手渡す動作をしてくれます。
  7. もう一度プログラムを動かしたい場合は、スタートフラグをクリックします。

プログラムのダウンロードと注意

本プログラムは、クムクムロボット3D対応の「クムクムロボットスクール」クラウドアプリ専用のデータファイルです。スクラッチ3.0公式サイトで動作する「スクラッチSTUDIO(https://scratch.mit.edu/studios/5812217/)ではファイルを読み込むことはできません。

スクラッチファイル クムクムロボットロボットプログラミング自販機ロボットをスクラッチで作ってみる.sb3をダウンロードする

コメント

タイトルとURLをコピーしました