Pythonでロボットを制御するプログラミングを行いながら、楽しみながらどんどんPythonの知識やテクニックをマスターできるようにクムクムロボットを開発しました。Q-Pyというとっても便利なWEB形式の統合ツールで簡単にPythonとロボットプログラミングを始めることができます。

ロボットとPythonの組み合わせ

クムクムロボットでは、Pythonも簡単に学べるように、特別なツールを開発し無料で提供しています。
このツールは、Pythonのインストールもエディターのインストールも一切行うことなく、ブラウザーで下記のURLに接続するだけで簡単にPythonのプログラムを作り始めることができるツールです。
特に、クムクムロボットへの接続はボタン一つで行えますので、いつでもどこでも簡単にPythonプログラミングでクムクムロボットを動かすことができます。

クムクムロボットを動かすPythonツールはココ(無料)

画面イメージと機能の説明

URLに接続すると下記のような画面がオープンします。
これがクムクムロボット用に特別に開発された統合環境ツールQ-Pyです。
このツールは、ブラウザーからBluetoothを制御しクムクムロボットと直接通信を行うための WEB BLE という技術を使用するため、この技術に対応したブラウザーであるGoogleChrome か MicrosoftEdgeを使用します。他のFireFoxやSafariなどからは使用できません。
またMacでもChromeで使用した場合には通常は問題なく使用できますが、残念ながら全機種全OSでは試していないため、Macユーザーは自己責任によって行ってください。

この環境では、Pythonの基本的な関数はPythonをインストールすることなく動かすことができます。
またエディタでは、右側部分のボタン1つでクムクムロボットと簡単に接続・切断・動作テストを行うことができます。
左上のRUNとSTOPボタンでは作成したプログラムをクムクムロボットに送り出して実際に動きを確かめることができます。
画面の下の部分には、エラーメッセージや動作に関するメッセージなどを確認することができます。
また、データを入力するための INPUT 命令が実行されると、上段のINPUT部分でキーボードからデータを入力することができます。

接続~プログラミングまで

まずはクムクムロボットの電源をONにします。

次にクムクムロボットとQ-PyをBluetoothで接続します。
このように右上のボタンの1クリックでクムクムロボットと簡単にBluetooth接続ができます。

クムクムロボットPythonプログラミング

LED赤を点滅させるプログラムを組んでみます。
input文を使って光らせる色番号を「何番?」と質問し番号を入力させるように改造もしてみました。

このようにプログラムを作って、RUNボタンをクリックするだけでPythonから簡単にクムクムロボットを動かすことができました。

コントロールできる内容

このエディタを使ってPythonからクムクムロボットの下記の動きをすべてプログラミングから動かすことができます。

RGB-LEDの点灯
RGB-LEDの消灯
ブザー音を鳴らす
喋る速度を指定する
日本語を喋る
数字をそのまま喋る
アルファベットを含む数字を喋る
日本の桁読みを付けて数字を喋る
分を付けて数字を読む(いっぷん、にふん、さんぷん…)
本を付けて数字を読む(いっぽん、にほん、さんぼん…)
指定した1つのモータ番号の回転角度を決める
7個のモータすべての回転角度を同時に決める
指定した1つのモータの回転角度と動作完了時間を個別に決める
7個のモータすべての回転角度と動作時間を同時に決める
モーターを回転させる(すべてのモータが目的角度になるまで次の処理に進みません)
左か右か、指定した足を上にあげ片足立ちの動作をする(歩くための簡易コマンド)
左か右か、指定した足を前に出す(歩くための簡易コマンド)
足を下におろす(歩くための簡易コマンド)
距離センサーからのデータを取得する
マイクからのデータを取得する
バッテリーの残量を%で取得する
ライブラリーのバージョンを取得する
処理を止めて指定時間まつ

制限事項

このエディターを使ってPythonのすべての制御プログラムを作れるわけではありません。
WEBエディタを使うことで、このエディタに搭載されているPythonの一部の機能のみが使用できます。
また、残念ながら、新しいPythonのライブラリーなどをpipなどによってインストールすることはできません。
また、他のインターネットサービスなどに接続することもできません。

エディタ(Q-Py)の詳細は ここ をクリックしてマニュアルをご覧ください。

また、プログラミングを簡単に始めるためのテキストは、 Pythonで始めよう をご覧ください。