文系出身のYossy-nが、なぜロボットを作ったのか。その原点と、AI時代に変わった役割を語る。

ここまで聞いてきて、やっと気になってきました。

何がですか?

そもそも、なんでクムクムを作ったんですか?

最初の理由は、すごくシンプルです。
プログラミングを覚えてほしかった。

あ、そこは王道なんですね。

はい。ただ、少しだけ違うところがあります。

違う?

技術そのものよりも、
「考え方」を身につけてほしかったんです。

考え方?

はい。
この思考です。

それってプログラミングやると身につくんですか?

かなり身につきます。

実体験ですか?

そうです。私はもともと文系で、
どちらかというと感覚で動くタイプでした。

ちょっと意外です。

でもプログラミングをやっていくうちに変わりました。

どう変わったんですか?

一つ一つ積み上げて答えを作るようになったんです。

あー…なんか地味だけど強いやつですね。

まさにそれです。
そしてこれが、
仕事にも人生にもすごく影響しました。

それを広めたくてクムクムを?

はい。できるだけ簡単に、楽しく、
その思考を身につけられるようにしたかった。

でも今って、AIありますよね。

そこなんです。ここで大きく変わりました。

やっぱりAIで変わったんですね。

はい。今はもう、コードを書くこと自体は
AIがほとんどやってくれます。

じゃあ、もう学ばなくてもいいような…

そう見えますよね。でも実際は逆です。

逆?

AIを使えば使うほど、
「分かっていないと危ない」と感じるようになりました。

どういう場面でですか?

実際にAIでプログラムを作ると分かります。

どんな感じなんですか?

とにかくコードが増えます。
人間では書けない量を書いてきます。

それ、良いことじゃないんですか?

最初はいいんです。でもその後が問題です。

どうなるんですか?

どこで何が動いているか分からなくなります。

あ、それもう怖いやつですね…

修正しても一部しか直らない。
結局、全体が壊れていく。

それ、めちゃくちゃありそう…

実際によく起きています。

なんか例えありますか?

あります。
飛ぶことはできるけど、
絶対に着陸できない飛行機です。

それ最悪ですね…。

でも、AIプログラミングでは普通に起きます。

じゃあ何が足りないんですか?

基礎です。

基礎って、やっぱり必要なんですね。

はい。ただし、覚えるための基礎ではありません。

どういうことですか?

「理解するための基礎」です。

なるほど…

物がどう動くのか。
どんな順序で動くのか。
どこで失敗するとどうなるのか。

それを体で覚える?

そうです。

そこでクムクムなんですね。

はい。

最初はプログラミングを学ぶためだったけど…

今は違います。

どう変わったんですか?

AIを使いこなすための基礎力を鍛えるロボットです。

なるほど…
時代に合わせて役割が変わったんですね。

はい。でも本質は同じです。

本質?

「自分の頭で考える力」です。

それが一番大事ってことですね。

そうです。

最後に一つ聞いていいですか?

どうぞ。

クムクムって、結局何なんですか?

未来を作るための入り口です。

未来…

未来は遠くにあるものじゃありません。
机の上から始まります。

なんか、急にリアルになりましたね。

小さなロボットと、
一つの「なぜ?」から始まります。