プログラマーというお仕事

そもそもプログラミングという技能を使って出来るお仕事、プログラマーについて、業界の事についてご存知でしょうか?

プログラミングをマスターして、すべての人達がプログラマーになるというわけではないとは思いますが、今回は、この業界に30年以上身を置く私の経験からのお話を書かせていただきます。

業界でのお仕事ポジション

プログラミングを行う業種、IT関連の会社には、主に、オペレーター/プログラマー/SE/PMという四つの職種があります。皆さんも、プログラマーとSEはよく耳にされるのではないでしょうか?

1.オペレーター

大きなシステム、例えば銀行のシステムや生命保険のシステム、飛行機会社の運営システム…多くの人が何十人・何百人と集まって開発をするようなシステムの場合、操作もそれなりに難しく、使用中の小さなトラブルもそれなりに発生します。また、システムのメニュー項目だけではどうしても処理できない小さな処理なども使用中には発生します。

つまり運営中のあらゆる作業を行う部隊がどうしても必要だったりします。こういった事を行う技術者をオペレーターと業界では呼びます。

オペレーターの仕事は、起きたトラブルを調査したり、その報告をしたり、小さなものであればその場で改修をしたり、または、時には操作の説明をしたり、システムの稼働状況をかくにんしたり、不正者が侵入してこないか監視したり…いわばIT業界の警備員の様なお仕事です。

2.プログラマー

これは言わずと知れた、そう、システムをプログラミングという作業によって作る部隊の方を示します。

作るシステムの規模によりますが、小さなシステム、例えば1人の技術者で2-3ヶ月で完成させる事ができるようなシステムでは、システムの把握から設計からプログラミングまでプログラマー1人でやってしまう事も少なくありません。

しかし、一般的には、受けたお仕事の設計された設計書を見ながら、BASICやC言語やJAVAやPYTHONなどのプログラミング言語やツールを使って作る仕事をする人を総じてプログラマーと呼びます。

3.SE

SystemEngineer(システムエンジニア)の略称で、主には、お客様の要望を聞き、どんな風に作るのが良いのか?設計をしていく職種です。

昔はSEは必ずプログラマー経験者でありプログラミングの経験と実績が問われました。当然設計をするわけですから、プログラミングの知識がないとできないわけです。そのため、プログラマーを3-5年経験した人が昇格としてSEの座につき、給与も当然上がるという図式になっていました。

ところが、最近になってプログラマーの経験がなくても、大学新卒がそのままSEとしての肩書きをもらうシーンが増えてきました。

これは、販売するシステムが決まっている会社の場合に良くあることなのですが、つまり、これまでのように、お客様の要望を全てきき、一から十まで全てを開発しなくてもよい製品が沢山の出てきました。

あらかじめほとんどの部分を一般的な形として用意しておき、お客様にはその形でシステムを使ってもらう。どうしても気に食わないところや、どうしても追加して欲しいところだけを付け加えたりして完成させるようなシステム。こういったシステムをお客様と交渉して決めていく立場が必要となり、この立場の人達もSEと呼ぶ会社が増えてきました。

実際には、営業職なのですが、システムに近いところで交渉をしプログラマーに要望を伝え作ってもらう仕事だから、SEといえばSEなのですが、実際には営業職に近かったりもします。

こういった場合のSEは、どちらかというと文系出身の方が多いですね。

しかし、一般的には、やはりプログラマーをしっかり経験し、プログラミング知識とシステムの知識と基礎をもち、最適なシステムを構築出来る技術力をフル活用したエンジニア集団がSEとしているというのが、開発会社の一般的にな構図でしょうか?

4.PM

Project Manager プロジェクトマネージャーの略で、この部隊というか…この人達は、どちらかと言うとシステム開発の運行管理者…つまり部長さんみたいなお仕事です。

スケジュールと予算と人の配置をいつも見ながら、開発業務が間違えなく、滞りなく進んでいるか?進むように采配して行くのがこの立場のお仕事です。

一般的には、プログラミングやSEの経験より、マネージメント経験と能力を問われますが、できればプログラマーやSEをしっかり経験し、多くのトラブルや成功体験を持つ方の方が間違えありません。

プログラマーやSEはやはり技術者の職人仕事です。間違えも寄り道も多く発生します。そんな状況をしっかり経験値として察知し修正できる能力があれば、システムの成功も間違えないはずです。

また、マネージメントですから、SEやプログラマーの挙動ひとつも経験者として感知でき、仕事以外の食事の場のセッティングや心使いなどもシステムの完成とチームワークには大切なポイントです。

これらをしっかり行える安心できる上司、先輩だある事がPMの要素の一つでもあります。

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