文部科学省小学校プログラミング教育の手引(第三版)【教育家庭内の学習】における『指導例B-②都道府県の名称と位置小4』についてスクラッチとクムクムロボットロボットでプログラミングを実施してみます。
(出典:小学校プログラミング教育の手引(第三版)7ページ)
手引きでは…
都道府県の地理的環境や自然条件、面積、人口や特産物などの特色を組み合わせて47都道府県を見付けるプログラムの活用を通して、47都道府県の名称と位置を確かめ、その確実な習得を図ります。
ここでは、コンピュータのプログラムと地図帳や白地図を同時に活用しながら、都道府県の特徴を組み合わせて都道府県を特定する活動を通して、47都道府県の名称と位置を、その特徴とともに理解することができるようにします。
学習活動とねらい
47都道府県の特徴が記されたブロックを組み合わせることにより、組み合わせたブロック(特徴)に合致した都道府県の名称と位置を示すプログラムを使用します。
学習活動としては、例えば、地図帳を活用して各都道府県の特徴を探し、プログラム上で3つ以上のブロック(特徴)を組み合わせて、示された都道府県の名称と位置を白地図に書き込むといった活動が考えられます。
ロボットクムクムロボットでプログラミングをしてみる
例題動画
この課題は塾用プログラミング教材のADVANCEDコースで行いますので、それを例としてご紹介いたします。
実際にこの演習は、クムクムロボットロボットもスクラッチも十分に学習を進めてきた児童用の内容なので小学校の授業で行うにはもう少し簡単なアレンジが必要かと思われます。
また、地図についても少しデフォルメされた地図を使っていますので、学校で行うときには、ちゃんとした地図を使うことが望ましいと思われます。
クムクムロボットロボットとスクラッチでプログラミング
以下は学習塾用クムクムロボット教材「クムクムロボットスタディ」のテキスト抜粋です。
①白地図で土蔵府県の場所を確認する
まずはテキスト内での白地図で47都道府県の場所を確認しデフォルメされた地図に各県名を書き入れて場所の確認を行います。
②用意されたと都道府県のパズルを地図内にはめ込みます。
地図の枠にピッタリおさまるように都道府県のパズルをしっかり数値を使ってそろえていく作業を繰り返すことで、STEAM教育のA=ART部分の育成につながって欲しいと考えています。
また、こういった細かい作業が行われてプログラムは作られて行っているんだといことを実感して欲しい願いを込めています。
③1県分のプログラミングを行います
47都道府県の処理はすべて「県のブロックがクリックされる⇒どこだ?と質問される⇒入力された答えと回答を照らし合わせて(比較して)正しいか間違えかのリアクションをする」というものなので、1つの件ができればあとはすべて同じ作業の繰り返しとなります。
そのため、サンプルの1県だけのプログラミンを回答写しで行います。
④残りの都道府県を作る
何県か同じ作業を繰り返すと、何となく、もっと簡単に作れないのか?という疑問が出てきます。
そこで、同じ処理をする部分をまとめる方法を教え、プログラミングで行うことがどんなに楽であるかを児童たちに実感してもらいます。
プログラムの動かし方と動作
- クムクムロボット3D対応の「クムクムロボットスクール」クラウドアプリを起動しダウンロードしたプログラムを読み込みます。
- このプログラムは読み込み終わった段階でスタートとなりますので、どこかの県をクリックしてプログラムを試してみます。
プログラムのダウンロードと注意
本プログラムは、クムクムロボット3D対応の「クムクムロボットスクール」クラウドアプリ専用のデータファイルです。スクラッチ3.0公式サイトで動作する「スクラッチSTUDIO(https://scratch.mit.edu/studios/5812217/)ではファイルを読み込むことはできません。
スクラッチファイル 小学校プログラミング教育B-②都道府県の名称と位置.sb3をダウンロードする。
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