プログラミングマスターの方法(向き不向きと見極め)

“王道に近道はなし”と言うように、プログラミングをマスターするにも、コツなどは無く、ただひたすら頑張るのみなのですが、

3ヶ月間で未経験者をVC++の一年生に育てあげるカリキュラム?方法?を作った時の事を少しご紹介します。

早い段階の見極めを正しく!

誰でもがプログラミングをマスターできる事ではありません。人には向き不向きがあり、特にプログラミングはそれが顕著に出ます。

残念ながら、不向きな方はどれだけやっても乗り超えられないのがプログラミングの世界です。

1.まずはじっと本と画面を見ながら1人で感動と苛立ちの時間を持てるか?

プログラミングは自分との闘いの様な物です。とにかく考えて考えて、試して試して乗り越えていくしかないのです。

そして乗り越えるためには、自分で作ったものを、自分で感動し、自分で怒り、自分で褒め、と、全て自分で自分のモチベーションを自分で高めなくてはいけないのです。

サッカーや野球、ラグビーやアメフトなどチームでポジションと役割がわかっていて、チームワークを好む人より、卓球やテニス、ゴルフやボーリング的なスポーツの様なものです。

まずプログラミングをさせたい!したい!と思った時に、どっちのタイプか?を把握してから始めるのが大事かもしれません。

2.想像する事が大好きか?

プログラミングは答えを先に作ります。”こんなものを作りたい”という大きな願望や想像が一番最初。

そして、そのために必要な様々な動きや操作、処理などをひとつずつしっかり考えて作ります。考える=想像です。

プログラミングの結果完成するものは、誰かが使うものです。だから、その使う誰かが使っている姿、やるだろう操作などをしっかり想像できなくてはいけません。

想像すればするほど、素敵な物が出来上がります。

人は常に正しい操作をしません。その間違った操作をした時に、どうすれば間違っているか?をどう伝えるか?そんな細かいところまで想像出来る事も大事です。

プログラミングは想像力の塊です。

3.理系が向くのか文系が向くのか?

よく聞かれる言葉です。

どうも、コンピュータは電子機器の凄いものなので、理系的存在なのですが、実は、プログラミングは理系でも文系でもあります。

プログラミングとは、目的とするソフトウエアー(今はアプリと言う方がわかりやすい?)を完成させるために、プログラム言語を使い、命令を並べて完成させる作業です。

先にも書きました様に、自分の想像を形に変える事がプログラミングです。

だから、プログラミング自体には文系も理系もありません。ただ、作りたいものがどうか?だけです。

もしロケットの制御で、軌道を計算したり、燃料の噴射量を制御するプログラミングを行うなら、当然、科学計算、数式の嵐になるでしょうから理系の知識が必要です。

しかもそれは、数式なのか?物理式なのか?化学の式なのか?それぞれ行いたい部分で異なります、

しかし、経理や会計ソフトでは、ほぼたしざんや引き算、掛け算割り算程度で終わります。それより、この数字はどの分類(科目)に入るのか?それはなぜだから?などと言うストーリーや背景が必要だったりします。

画面の入力や表示するものも、そのストーリーに合わせたものを作らなくてはいけません。どちらかというと、物語を完成させる様なものですので、より文系に近いですね。

この様に、プログラミングには文系も理系もあまり関係ないというのが本当のところです。

現に、このクムクムの電子回路やソフトを作ったメンバーは文系が多いですね^_^

4.どうやって見極めるか?

どんなものでもそうですが、まずは集中的にやらせてみることです。チームワークスポーツが好きな人でも、実は意外に個人プレーが得意だったという人もいます。

私達の場合、まずは辞書の様なC言語の教科書とコンピュータを渡し、1週間ひたすら入力し確認をするという作業をさせます。全てわからなくていいから、1週間ひたすら打ち込んで動かすのです。(これが写経式と呼ばれる所以です)

この間に、向き不向きが判断できます。そして向かない人には、はっきり向かない事を言ってあげます。

まずはやらせてみること、やってみること、それも集中的に。

※この方法はプログラマーを目指す人達には有効ですが、これから道を見つける子供達にはオススメしません。

※子供にはまずは楽しませてみることです。そして進めていくうちに、もっともっとと進められる子なのか、すぐにやめてしまう子なのかを見極めます。

とにかく

子供にはゆっくりと楽しませること…

プグラマーを目指す人に短期集中をさせること…

まずはそれでその人の動きを確かめ見極めることです。

正しい見極めがまずは大事です。

タイトルとURLをコピーしました