小学校プログラミング教育-4「どんな力を?」

令和2年2月 文部科学省 小学校プログラミング教育の手引(第三版) の6ページ目には、小学校でのプログラミングの狙いについて書かれています。

小学校プログラミング教育のの狙いと位置付けについて


(出典:小学校プログラミング教育の手引(第三版)6ページ)

[知識と及び技能]

情報と情報技術を活用した問題の発見・解決等の方法や、情報化の進展が社会の中で果たす役割や影響、情報に関する法・制度やマナー、個人が果たす役割や責任について、情報の科学的な理解に裏打ちされた形で理解し、情報と情報技術を適切に活用するために必要な技術を身に着けていること。

つまり、しっかり責任と裏付けや法・マナーを守って、しっかり裏付けのあるいろいろな情報を取得し知識を得て問題を解決するための技術をつけなさい! ということなのでしょう…

とにかくインターネットには多くの情報が転がっています。個人が自分の意見として書いたりしゃべったりしている記事や動画、フェークニュースや色々組み合わせで作った創作物など….真実が見えなくなるほど多くの情報が世界各地から発信されています。そのまま使ったり信じたりすると大変なことになるような情報もたくさんあるようですね!

そんな情報の山から、正しい情報をしっかり選び出せる技術や、情報を正しく発信できるマナーをつけなさい!ということなのでしょう

[思考力、判断力、表現力等]

様々な事象を情報とその結び付きの視点から捉え、複数の情報を結び付けて新たな意味を見出す力や、問題発見・解決等に向けて情報技術を適切かつ効果的に活用する力を身に着けていること。

色々な情報を取得したら、それをちゃんと線で結んで意味のある新しい情報として、しっかり自分の問題解決をする力をつけなさい!ということなのでしょう…

ある単語をググってみるとたくさんのページが表示されます。そしてその単語に結び付くいろいろな情報がでてきますね!グーグルさんのすごい技です。その技をうまく使って取得したそれぞれ違う情報をちゃんと理解してしっかり新しい情報として整理し、自分のもつもんだがしっかり解決できるようになるといいですね!

そして、その新しい情報をまたみんなで共有できる素敵な時代になりました。

[学びに向かう力、人間性]

情報や情報技術を適切かつ効果的に活用して情報社会に主体的に参画し、その発展に寄与しようとする態度を身に着けること。

積極的に自分からも正しい情報を発信してどんどん社会の発展に貢献する力をつけなさい!ということなのでしょう…

SNSが発展した世の中、とにかく自分から世界各国に向けて様々な情報を手の中から発信できます。facebook,twitter,blog,インスタ,youtube,

…様々なツールもありトラブルも多く事件も日々目立つので、積極的な情報発信はなかなか難しい世の中です。

知らない大人同士でもしょっちゅうfacwebookの文字の戦いを見ます。

大人でもそうなのですから、子供たちにこれをするというのはハードルが高いところがありますが…

とにかく、自分も積極的に参画して発展できる社会に貢献できる力をつけなさいということなのでしょうか…

小学校のプログラミング学習での役割

小学生にこれだけの力をつけさせるためのプログラミング教育とは、相当大変なことだなぁと感じましたが、しかしこれらの基盤をしっかり理解した上で行うプログラミング教育(ICT教育)はとても大切であると感じます。

インターネットを通して日々悲しい事件が起こっています。

大人の間でも多くの問題を抱えるインターネット情報時代、できるだけ早いうちからコンピュータやインターネットの仕組みや正しい使い方(?)、トラブルを起こさない有効活用など、どうにか少しでも貢献できないかと….小学生にプログラミングを教えながら考える毎日です。

プログラミング教育を通して、コンピュータに触れる時間を多く作り、これらの問題への前向きな取り組みが始まった小学校プログラミング教育必修化…ここにも意味があると感じます。

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